「人間は幸せになる為に生まれてきた!」と、言う人がありますが、本当にそれでいいか考えてみませんか。
仏教では成仏が本当の幸せなのですが、我々人間は悪業(あくごう=前世で残してきた罪)があるので、それを償わないと成仏できないのです。
それは、六道輪廻(ろくどうりんね=地獄・餓鬼・畜生・修羅・人・天の六界を生まれ変わる)という考え方をご存知ならわかるように、人間に生まれた時点で成仏していないのが明らかなのです。
また、仏教の時代区分で今は、末法(まっぽう)です。末法とは、心が乱れた人が増えて社会が荒れた時代です。教えはあるが正しく理解し実践・修行する事が出来ないのです。だから、簡単に償いができなくて成仏できないのです。
ではどうすれば前世の罪を償い成仏できるのでしょうか?
法華経は、末法に生まれてきた我々に説かれた教えです。その教えは、末法の我々には複雑で難しいもので、正しく理解・実践・修得が出来ません。
ですが、驚くことに南無妙法蓮華経と唱えることで、罪障消滅(ざいしょうしょうめつ)できるだけでなく、正しく理解・実践・修得が出来るようになります。
例えば、「一念三千を識らざる者には、仏大慈悲を起して、五字の内にこの珠を裹み(つつみ)、末代幼稚の頸に懸けさしめたもう。」(法華経の教えが理解体得できない者には、仏様の慈悲により、妙法蓮華経の五字の内にこの珠をつつみ、末法の我々の首にかけて頂けたのです)と、日蓮聖人は『観心本尊抄(かんじんほんぞんしょう)』に記されています。ならば、その通りにお題目を唱えれば仏様のすべてを頂けるのです。
まずは、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えることから始めてみませんか?それが、幸せになる第一歩であり、それが究極の一本の道になるのです。本宗ではこれを、本果実証(ほんがじっしょう)のお題目と言います。
最後に、このページを開いたあなたに仏法とのご縁が生じ幸せの道が開けますように!
合掌
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